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[2016.06.30] 노토마미코・이야기 NOTE #170 본문
能登麻美子・おはなしNOTE
노토마미코・이야기 NOTE
퍼스널리티 : 노토 마미코
방송처 : 초!A&G+, AG-ON
방송일 : 2016년 6월 30일
방송 주기 : 매주 목요일 26 : 30 ~ 27 :00 (리핏 매주 금요일 15 : 00 ~ 15 :30)
第170回〜セメント樽の中の手紙/葉山嘉樹〜
お休み前のひと時、いかがお過ごしですか?
小説や民話、童話や絵本、ライトノベルなど、毎回様々な「おはなし」を
能登さんの美しい朗読でお送りする『能登麻美子 おはなしNOTE』。
さて、第170回目は『セメント樽の中の手紙』をお送りしました。
こちらは以前リクエストメールをいただいていたお話です。
作者は葉山嘉樹です。
とあるダム建設現場で働く松戸与三という男がいました。
セメントあけを担当していた男は、セメント樽から小箱を見つけます。
その小箱にはセメント会社の女工からの手紙が入っていて...
短いお話でしたが、プロレタリア文学らしい当時の労働者の苦労がわかるお話でしたね。
女工の気持ちを思うとなんとも言えない気持ちになります。
ちなみに作者の葉山嘉樹は、1894年3月12日生まれ、福岡出身のプロレタリア文学作家です。
早稲田大学高等予科に進学するも、学費未納により除籍され、
その後、船員としてカルカッタ航路などの貨物船に乗船しました。
1920年には名古屋セメントに勤務し、そこで労災死した仲間の見舞金増額を要求し首になり、
翌年、名古屋新聞の記者になり労働運動に深く関わるようになります。
しかし、「名古屋共産党事件」で検挙され、獄中で『資本論』を読み、
『淫売婦』などの原稿を書き、出獄後に執筆作品を発表すると、
たちまち文壇の新進作家となり、若き日の小林多喜二らに影響を与えました。
本人もセメント会社に勤務していただけに、鬼気迫る内容となっていました。
[2016.06.30] 能登麻美子・おはなしNOTE #170